らむど夢幻 Lamdo Mugen

マオ・ラムド/アニメーター 大橋学のミニブログ

2012年回想録・手術編パート1

Mao Cloud ブログより過去記事を移動しました。:アトリエCLOUD

 

唐突ですがマオ通信としてつぶやいてみようと思い立ちました。

長いですが人生初の手術について、書いてみます。

 

2012年2月2日。

A総合病院にて胃の3分の2を摘出手術。

(※手術のときクラシックが流れてたので感心した。落ち着けたしね。

17歳の時描いたサイボーグ009の手術シーンを思い出したが、後は記憶無し)

手術後はもうろうとしていたが家族によると相当痛がっていたようだ。

 

2月3日。

夢うつつのままだったが先生は「さあ今日からは歩いて下さい!」と言う。

(え!何言ってんの?こんなに痛いのに!)

 

2月4日。

昨日より良いみたいだけどラリパッパだった。 (これってマリファナ??)

 

2月5日。

痛み止めがないと無理、トイレはスローでも行けるが。

 

2月6日。

この日で2週間、食事無し…。

 

2月7日。 術後五日目。

鼻の管が取れた瞬間に胃液が口に残った。うっ、飲んでしまった・・・(マズ)

その後水を飲めるか聞きたいのに行ってしまった。仕方ないのでうがいをする。

 

2月8日。 術後6日目。

今日の朝は胃の中を造影剤が通るかのテスト日。

OKなら水分のとれる重要な日。

(自分にとって新しい胃との付き合いが始まるのだから。)

でも半日待って返事をくれないまま夜を迎えてしまう。

どうなってるんだ、まだつながって無いのか?!

何とも哀しくなり屋上で娘に愚痴の電話を入れて寝る。

 

2月9日。

術後7日目だ。 今日は抜糸の日になっている。どうなっていることやら。

朝の回診。

バタバタと7、8人で束になって来る集団が院長とそのグループだ。

その内の二人がなにやら両脇に回って来てプチプチとやり始めた・・・・!

あっと言う間の1分で糸を切って抜糸完了。 そして 唐突に言った。

「それではお昼から食事を始めましょうー。」

(?水を通り越していきなり食事?)

この予期せぬ呟きに嬉しいのにどうしたら良いのか分からず・・・。

 

いや、本当に嬉しかったんですね。

あらたなる希望の道が再び始まった日となりました。

 

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